コウジェとはイギリス英語でズッキーニのことを言います。フランス語が語源だとか。
今日のコウジェチリフライはチリパウダーの香りを活かして仕上げたインド料理です。
どちらの地方のお料理かは定かではありませんが、このお料理、チリパウダー(赤唐辛子の粉)ってこんなに美味しかったのね。と気付かせてくれるお料理です。
このコウジェチリフライ、材料が簡単なので初心者でも簡単に作れると思いがちですが、実は美味しく作るには経験から得た感と上級なテクニックが必要です。
スパイスの数は減らせばいいというものではなく、逆に3種類ぐらいのパウダースパイスを合わせたほうが、スパイス同士のバランス、スパイスと野菜のバランスがとれやすいと思います。
また今回の作り方は通常の作り方とは少し違い、チリパウダーを炒めたものに野菜を絡めて作ります。
この写真は作ってまだ温かいうちに撮ってしまったものなのですが、できればすぐに召し上がらないでください。一度常温に冷ましてから冷蔵庫に入れ、翌日冷蔵庫からだし常温にしてから召し上がっていただくと、コウジェに味が十分にしみこみ、美味しくいただけます。コウジェももう少しクシュッとした感じになります。
コウジェチリフライ
材料
コウジェ緑色(小) 1本
コウジェ黄色(小) 1本
玉ネギ(中)1/6個(みじん切り)
ニンニク 小さじ1/2弱(みじん切り)
生姜 小さじ1/2弱(みじん切り)
植物油 大匙1強
マスタードシード 小さじ1/2
チリパウダー 小さじ1
コリアンダーパウダー 小さじ1/4
塩 小さじ1/2強
作りかた
- コウジェは両端を除き、いちょう切りにする。
- 厚手の鍋に油を弱めの中火で温め、マスタードシードを加える。
- マスタードシードがはじけ始めたら、火を弱める。(マスタードシードが飛び散らないように蓋でガードする。)
- マスタードシードの音が静まったら、玉ネギを加え火力を弱めの中火に戻して加熱する。
- 玉ネギが透明になり始めたら、ニンニク・生姜を加え時々混ぜながら加熱する。
- 玉ネギがしんなりしたら一度火を止めチリパウダーを加えやさしく混ぜていく。
- 再び火をとろ火にし、時々混ぜながら焦がさないように加熱する。
- チリパウダーが玉ネギと調和し油が浮いてきたら、コウジェと塩を加え混ぜ、蓋をして弱火で加熱する。
- コウジェがしんなりしてきたら、コリアンダーパウダーを加え蓋をしてとろ火で加熱する。
- コウジェがふんわりと柔らかくなったら、火を止め五徳の上で鍋の蓋をしたまま常温に戻す。
- しつこいですが、翌日召し上がると本来の味が楽しめます。
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