ストーリー Story


たまたま結婚相手がインド系イギリス人でしたので、インド料理とスパイスの世界へ自然と導かれました。イギリス(ロンドン)は世界中からの移民が集まり、インドの全域から集まった人々も暮らしています。こんなことから、インド全域のお料理を勉強するにはとてもいい環境でした。日本では見たことも食べたこともなかったお料理の数々、これは私にとってとても衝撃的でした。お野菜やお豆をふんだんに使ったお料理は、毎日食べても飽きず、心も体も元気にしてくれる実感がありました。今まで日本で食べたことのあるインド料理も大好きですが、それとはまた違った素材の美味しさが活きている味でした。

「インド料理ってこんなに奥深いんだ!」と思い、ますますスパイスの不思議とインド料理の面白さにひかれていったのです。さらに主人側の家族からは、たいへんなサポートがあり、本当のおいしいインド料理を身につけるチャンスとすべをいただきました。そしてそのおかげでスパイスの魅惑とその奥深さに取り付かれ現在に至っています。

さきほども触れましたが、イギリスはアフリカ・中近東・南米など、バラエティーにとんだ移民が住んでいます。そのため日本ではあまり食べることのできない世界中のお料理が食べられます。ロンドンの人々は、スパイス料理やインド料理を食べたり作ったりする事がとても身近なことなのです。我が家でもインド料理以外の食事は、このような世界のスパイス料理を食べることが多いのです。このブログで見かけるインド料理以外のお料理は、こんな我が家で日常に食べている各国料理です。その国の方が食べても美味しく、日本人にも美味しく感じられる味。これが私が日々追求しているお料理の基本です。

ところで、イギリスに渡ったときに、イギリス人に「自分しかできないことは何?」とよく聞かれました。自分としてはそれなりに頑張ってきたつもりでしたが、こんな質問をされるたびに、日本から離れ、家族や友人からも離れ、身一つになった私には、特に人に自慢できることなど何もなく、恥ずかしい思いをしました。

イギリス人は本を読み、新聞を読み、常に次に何をするか?という目標に向かって進んでいくところがすごいなあと思いました。そしてその部分が自分にかけているなあと思い、見習わなくてはと思っています。

このままでは恥ずかしい、なにか自分に得意なものを作ろう。私にしかできない事をがんばろう。そんな思いを糧にインド料理・スパイス料理を猛勉強。グルメなインド人でも満足してもらえるレベルのお料理を作れるようにが目標でした。

本を創ってみたいと思ったのは、両親がイギリスに来たときにウィリアムブレイクの古書を購入したいということから、古書店に案内をすることになりました。イギリスでは、有名な古書店に行くときには、いつもより少しきちんとした身なりをして本への敬愛を示すそうです。そんな習慣がとても素敵!私も見習いたいと思ったのです。こんなことから本に対する価値感を再認識し、本の素晴らしさに魅了されています。何度も思案し試作したレシピの味見をし、そのレシピを作った方の笑顔を想像し、本を作り上げていく。私はこの作業がとても好きで、この道をこれからも歩んでいきたいと思っています。

2008年グルマンド・ワールドクックブックアワード・アジア料理部門入賞
英国GFW会員。
ホームページ   www.masakomavani.com

インド料理・スパイス料理研究家 マバニマサコ

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