今日は米粉を使って蒸餅を作りました。
とは言ってもインドのお料理のひとつです。
キチと言います。
私が始めてこのキチに出会ったのは、とある寺院。
寺院の中の売店で売られていました。
このキチはむしろお料理と言うよりはスナック。
ちょっとつまむ感じで頂きます。朝食なんかにも頂くことがあるそうです。
その場その家で少しずつ作り方や味が異なりますが、
インドの方は自分の知っている味から”ぶれない”!!
他の場所で教えてもらったものを作ったものなら、”あーでもないこーでもない”と始まり、10人いれば10人がそれぞれに違うことを言ってきて、わいわいがやがや。
でも最終的にはみんなでニコニコと一緒に味わっておしまい。
それがインドの良いところですね。心にあることをためない。いいですね。
そんなこんなで、このキチュは色々な場所で色々な形で出てきます。
私はタルカ(テンパリング)が好きなので、小さなお大福サイズでテンパリングが表面に絡みやすいように少し上下を平たくします。
作り方も色々ですが、これは私が最終的に決めた味です。
もちろん基本は我が家にあった大切なレシピの中からです。
ちょっと作り方が面倒ですが、どこか懐かしい繰り返し食べたくなる味ですよ。
米粉の蒸餅
材料
米粉 1カップ(220ml)
水 1+1/2カップ
イノ 小さじ1/4(食用重曹とクエン酸をまぜたもの)
A
塩 小さじ1/2
青唐辛子(へたと種を除きみじん切り)3本
しょうが(みじん切り) 大さじ1
アジョワンシード(あれば)小さじ1/4
クミンシード 小さじ1/2
チリパウダー 小さじ1/4
ヒング 小さじ1/4
白ゴマ(炒ったもの) 小さじ1/2
植物油
テンパリング用材料
植物油 大さじ2
B
マスタードシード 小さじ1/2
カレーリーフ(あれば)1枝分
作り方
- 鍋に水を入れ弱めの中火で加熱する。
- 沸騰しはじめたらAを順に加えていく。
- Aを全て加え終わったらイノを加える。
- すぐにあわ立つので、急いで米粉を加え素早くかき混ぜ塊が出来ないようにする。
- 滑らかになったらすぐに火からおろす。
- 手で触れられる程度の温度になったら、手に油をつけてお団子にする。
- お団子にしたものを中火で20分ほど蒸す。
- 扱いやすい温度になったら皿に盛る。
- 小鍋に大さじ2の油を入れ弱めの中火で温め、マスタードシードを加える。
- マスタードシードがはじけ始めたら、カレーリーフも加え、火を弱め蓋で油飛びを防ぐ。
- マスタードシードの音が静まったら、皿に盛った餅の上に10の油をかける。
冷蔵庫に入れると硬くなりますので、硬くなった場合には蒸しなおしてからお召し上がりください。
電子レンジでの温めなおしもOKですが、温めすぎると硬くなります。
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