ベイガンバルタは中東のババガノッシュというお料理がもとではないかと言われてます。
ババガノッシュは、焼き茄子にタヒーニ(白ゴマペースト)やその他を加えたペースト状のもので、中東独特の薄いパンにつけて食べる、美味しい~あれです。
このババガノッシュがインドに伝わり、さまざまなスパイスが時と共に加わり、今日では代表的なインド家庭料理のとなりました。
日本のレストランでは、プンジャビベイガンバルタが主流ですが、ベイガンバルタもインドの場所により様々なバラエティがあるんです。名前もさまざまです。
このベイガンバルタ、もともとは焼き茄子の甘さと苦味、そして深みのあるかなり濃厚な味なのですが、今回ご紹介する焼きナスのスパイス和えは、私の作った数種類のベイガンバルタのレシピの中でも、一番あっさりとした食べやすい爽やかベイガンバルタです。
そして今回はベイガンバルタでも、私が考えた特別な作り方をご紹介します。
このレシピを作ったきっかけは、ベイガンバルタを食べていた時に、たまにはもっと軽い味にして遊んでみよう。せっかくの焼きなすの甘くて香ばしい香りが、スパイスの香りに消されないようにしたいなあと思いました。そしてそのことをふと思い出し、あえて焼き茄子を煮込まずに作ってみたら、あっさりしてとってもおいしかったのです。
そんなわけで、基本の作り方とはちょっと変わった作り方ですが、このさわやかな味のベイガンバルタをお試しいただければ嬉しいです。
ベイガンバルタはナンやチャパティなどのパンとあわせるとよいと思います。
なければトーストにのせて召し上がってください。
またディップのようにして、ワイワイお集まりのときにも重宝します。
焼き茄子のベイガンバルタ(爽やかベイガンバルタ)
材料
茄子 中8本(焼き茄子にしてヘタを除き皮を剥きフォークでつぶしておく)
赤玉ネギ 小1/2個
A
ニンニク大 1かけ(みじん切り)
生姜(ニンニク大きさの2倍の量)(みじん切り)
青唐辛子 2本(ヘタを除きみじん切り、今回は特例として、種もみじん切りいしてください)
トマト 小 1個(ヘタを除きみじん切り)
植物油 大さじ1
マスタードシード 小さじ1/2
クミンシード 小さじ1/8
B
コリアンダーパウダー 小さじ3
ターメリック 小さじ1/2
チリパウダー 小さじ1
塩 小さじ1/2~好みの量
香菜 1茎(みじん切り)
作り方
- 厚手の鍋に油を入れ温めマスタードシードも加え弱めの中火で加熱する。
- マスタードシードがはじけ始めたら、蓋ではじけるのを防ぐ。
- すぐにクミンシードも加えよく混ぜ、玉ネギも加える。
- 玉ネギの色が変わり始めたら、Aを順に加え時々混ぜながら加熱する。
- トマトが崩れ始めたらBのスパイスを加え、強めの弱火にし、時々混ぜながら加熱する。
- 5分位したら塩と香菜を加え数回混ぜ、火を止める。
- 焼き茄子を加えよく混ぜ合わせる。
トッピングとして、香菜・赤玉ネギ・青唐辛子などのみじん切りを添えてもよい。
もっと本格的にしたいなら、
1で油を入れるときに乾燥赤唐辛子1本、フェヌグリークシード小さじ1/16を加える。
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