マット豆って召し上がったことありますか?
写真の左下にある豆がそれです。
たぶん日本ではまだ売られていないかもしれません。
この豆はインドやパキスタン・ミャンマー・セイロンなどで作られてきたとても栄養価の高い豆なのです。
その味はというと、日本のささげに少し似ています。
それもそのはず、分類学的にはささげ属といんげん属に関連している非常に複雑で珍しい豆だそうです。
そう、今回はささげの塩煮と考えてください。
さて、このマット豆の塩煮は特に西インドのベジタリアン家庭では欠かせないものです。
朝食や間食に食べたりするんですよ。
インドではこれだけで食べるのでなく、パラタ(インドのパンのひとつ)と一緒にいただきます。
日本でパラタを作る事が大変な場合には、バケットやトーストなどと召し上がっても大丈夫だと思います。
写真では大きな唐辛子が乗っていますが、これは撮影用の色のためにのせたもので本当はみじん切りをのせます。
辛いのが苦手な方は辛くない青唐辛子とか、ししとうとか、少し青臭い味の野菜で代用しても、又は抜いてもかまいません。
でも生姜だけは必ず入れてくださいね。
生姜の味が効いてとても美味しいですし、体も暖まりますよ。
お腹もちも良いし、食物繊維も豊富なのでのでヘルシーなダイエットをしたい方は取り入れてみては?
材料
マット豆(またはささげ)1カップ
コリアンダーパウダー 小さじ1(山盛り)
ターメリックパウダー 小さじ1/3
チリパウダー 小さじ1/8~1/4
塩 小さじ1/2程度の適量
レモン又はライム果汁 適量
生姜・青唐辛子(みじん切り)適量
作り方
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豆は良く洗ってから大き目のボールに入れ水をたっぷり入れて8時間つけておく。
- 途中何度か水を変える。
- 8時間たったら、大き目の鍋に豆と水を入れ豆が柔らかくなるまで煮る。
- 途中差し水をしてよい。
- 豆が柔らかくなり、煮汁が豆よりも1cmほどうえのところになったら、スパイスと塩を加える。
- 煮汁がまめにたいしてひたひたになるまで煮る。
- 火を止め、レモン又はライム果汁を加えよく混ぜる。
- 器に盛り付け、生姜と青唐辛子のみじん切を添える。
写真では豆の形が崩れていますが、豆の形がそのままで柔らかい状態が一番おいしく頂けますよ。ということで、プレッシャークッカーよりも煮込みながら作ることがお勧めです。
生姜ははじめから入れても構わないですが、食べるときには必ず生姜を加えてください。
この作り方は簡単バージョン。味もスパイス控えめで作っています。本格的なものと比べれば少し落ちますが、まあまあのお味です。
本格的な味と作り方はスパイシーオードヴルにあります。図書館にもこの本はよくおいてあるそうですよ。
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