日本人の私たちにとって、インドは暑いという固定観念がありますが、
実はバンガロールなんかは意外に日本よりも過ごしやすかったりします。
日本に住んでいるインド人のなかには、日本の湿度のほうが暑くて過ごしにくいなんて。
今日はそんな日本の夏にこそ食べてほしい、トマトライスをご紹介します。
トマトライスはとてもやさしい味のお料理です。
力強いインド料理を想像して作ると、美味しくできません。
やさしい味ですが、赤唐辛子・チリパウダー・青唐辛子の辛さと香りが「なんて美味しいんでしょう」と思っていただけると思います。
この3つの味と香り・マスタードシードの香り、そしてトマトとの好相性がこのトマトライスの醍醐味です。
このお料理はたっぷりトマトを使いますので、疲れた夏の身体にも、食欲のない日にもいいですよ。
注:お子様がいらして辛いものがダメ。という場合には「マバニマサコのスパイスごはん」の方に、これを元にして作った、初心者向けの「とまとごはん」がありますので、そちらをご参考にしてください。
トマトライス
材料
植物油 大さじ1強
A
ベイリーフ 1枚
乾燥赤唐辛子 1本
クローブ3個
グリーンカルダモン 2個
カシアバーク1cm角(シナモンでも大丈夫です)
マスタードシード 小さじ1/2強
カレーリーフ 10枚
赤玉ネギ 中1/2個(みじん切り)
青唐辛子 2本(ヘタを除き3等分切る)
生姜・ニンニク(すりおろしたもの)各小さじ2
チリパウダー 小さじ1
トマト 中3個(合計630g程度)(皮ごと粗みじん切り)
コリアンダーパウダー 小さじ1
クミンパウダー 小さじ1/8
バスマティライス 1カップ(200ml)(軽く洗ってから水に30分ほどつけておく)
塩 小さじ1/2~好みの量(塩辛めにしたほうが美味しい)
準備
- バスマティライスの準備をしてから、作業を始める。
- 野菜は全て切っておく。
- スパイスは全て計っておく。
作りかた
- フライパンに油とAを入れ弱火でじっくり温める。
- 乾燥赤唐辛子がふっくらと膨らんで、油がシュワシュワ言い始めたら、マスタードシードを加える。
- マスタードシードがはじけ切ったら、カレーリーフを加える。
- 続けて青唐辛子と赤玉ネギを加え、火を弱めの中火にし混ぜながら加熱する。
- 玉ネギが透き通り、角が少しだけ焦げ始めたら、生姜・ニンニクを加え混ぜながら加熱する。
- ニンニクの香りが立ってきたら、チリパウダーを加え混ぜる。
- チリパウダーが油と馴染んだら、トマトを加え中火で時々混ぜながら加熱する。
- トマトが崩れ始めたら、コリアンダーパウダー・クミンパウダーを加え混ぜながら加熱する。
- トマトが完全に崩れたら、バスマティライス・水(分量外)・塩を加え混ぜ蓋をして弱めの中火で加熱する。
- 水分が沸騰し蓋から蒸気が溢れてきたら、火を強めの弱火にしじっくりと15分から20分加熱する。
水の分量:トマトの水分量により加える水の量は変わります。目安としてバスマティライスを加えた後、バスマティライスよりも2cmほど上までに水分量を調整します。
塩の量:塩はちょっと塩っ辛いかな?と思う程度の分量が仕上がったときに美味しく出来上がります。
香菜:好みで香菜を加えても良い。またトッピングとして加えても良い。
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