今日のお料理。お料理というほどのものではありませんが、見かけは悪いですねー。
とかく見かけの悪いものって、素晴らしかったりするもの。
これもその中のひとつ、とっても簡単でしかも絶品!
スクランブルエッグの見方が変わります。
簡単だからこそ、そこにははずせないお約束がありますよ。
それは、玉ねぎの炒め方。
インド料理で玉ねぎのいため方は大まかに、3つほど種類がありますが、今日のそれはどれにもあてはまらない。
角を少し焦がして、香ばしさを出すことが第1の美味しさの秘密。
第2の美味しさの秘密は、青唐辛子を絶対に使うこと。
辛さの程度はさほど問題にはなりませんが、やはり食べていてピリッとするぐらいがよろしいです。
スーハースーハーするほど辛くなくても大丈夫です。
そして最後の美味しさの秘密は、クミンシード。
ここではちょっと変わったクミンシードの使い方をします。
クミンシードはそのまま使うことが多いのですが、今回はクミンシードを細かくします。
本来はクミンシードを石臼で荒く崩すのですが、ここでは指先でゴリゴリして、クミンシードを細かくしてください。
これが大切なんですね。クミンシードをそのまま使うより、パウダーで使うより、たまごの柔らかさにうまく調和するのです。
そして通常は油とクミンシードをあわせますが、、ここでは玉ねぎが茶色くなってから加えます。
スクランブルエッグのまま召し上がってもかまいませんし、トーストに乗せてもおいしいですよ。
今日は、日本の米に玄米を混ぜたものに合わせました。これがまたよく合いますよ。
とろりとした卵とごはんを絡めながら召し上がってください。
インディアンスクランブルエッグ
材料
卵 2個(粗くといておく)
植物油 大さじ1
玉ねぎ(みじん切り) 大さじ3程度
青唐辛子(へたと種を除きみじん切り)
トマト(1円玉弱の大きさにザくっと切る) 50g大(ピンポン玉弱)のもの2個程度
香菜(みじん切り)大さじ1程度
クミンシード 小さじ1/8
塩 小さじ1/8前後の好みの量
作り方
- クミンシードを指先で細かくしておく。
- 卵は粗くとき、塩・クミンシードのひとつまみを加え、軽く混ぜる。(材料で示した分量の中から極少量使う)
- フライパンに植物油と玉ねぎを入れ混ぜながら中火で加熱する。
- 玉ねぎの角がこげ茶色になり、玉ねぎがくたっとして、かさが大幅に減ったら、クミンシードを加える。
- 続けて青唐辛子、トマト、香菜も加え弱めの中火で混ぜながら加熱する。
- トマトが崩れたら塩を加え混ぜ、すぐに2の卵も加え、よく混ぜスクランブルエッグを作る。
卵の出来加減はお好みで大丈夫です。私の好みでは、たまごがとろっとごはんと絡むくらいがいちばん美味しい。
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