カレー

新玉ねぎの卵カレー(新玉ねぎのエッグマサラ)

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昨日街を歩いていたら、わりあい大きな声で、

「消費税が上がったから野菜が上がって、総合計の金額から消費税をいくら取られたか計算するのが難しすぎる!」

と上司に訴えている若い男性がいました。

そうですよね、消費税Up色々なところで色々な形で響いているんですね。

そこで今日は消費税UPにも負けない、エコノミカルなインド料理をご紹介します。

ところで、インドでは人口の割りに卵の消費率が極端に低いといわれています。

これはある宗教観念の中では、卵は生命の宿るものとして考えるからだと思います。

玉ねぎなど土の中で育つ野菜にも生命が宿ると考える方もいらっしゃいますものね。

日本ではコレステロールだとか、アレルギーだとか。

まるで卵が悪者のように言われることもあるけど、大昔は薬としても使われていたくらいバランスのいい食品なのです。

食べ方さえ気をつければいいのだと、私は考えます。

さてそれではインドのアーユルベーダでは、卵はどんな風にかんがえられているのでしょう?

卵は全卵については体を温め、重く、油分が多く消化しにくいと考えます。

また全卵に対して白身は、体を冷やし、軽くドライで、コレステロールフリーと考えるのです。

日本では考えられないことですが、人によっては小さな子供には黄身より白身のほうがよいと薦める方もいるとか?

それでもアーユルベーダで言われている、体がどのカテゴリーに属するかで卵の食べ方が変わるというのは、よくわかる気がします。

なによりも興味深いのは、全卵は調理した卵が冷えてからでも体を温めると考えます。

また卵は複雑な工程で調理するより、単純な工程で調理したほうがよいとも言われています。

そういえば南インドなどで食べられるオムレツなどは、その単純な工程の調理のひとつかも。

エッグカレーもゆで卵を使うので、上記の調理に他なりません。

はじめにソースを作っておいて、そこにゆで卵を加え加熱する。

カレーと呼ぶにはソースは少なめですが、ごはんにかけて卵を崩しソースをまぶしながらお召し上がりください。

新玉ねぎのエッグマサラ

材料
ゆで卵(固ゆで) 3個

植物油 大さじ1
シナモン 5cm(カシア)
ドライチリ 1本
カルダモン 4個
クローブ 3個
あればフェヌグリークシード小さじ1/8も加える。

クミンシード 小さじ1/2
マスタードシード 小さじ1/2 あればカレーリーフの生葉 5枚も加える。

新玉ねぎ 中1個(みじん切り)
にんにく 大ひとかけ(みじん切り)
生姜   上記に同量
トマト 小1個(粗みじん切り)

コリアンダーパウダー 小さじ1
ターメリック 小さじ1/4
チリパウダー 小さじ1/4

ココナッツクリーム 150ml
水 50ml
塩 適量

作り方

  1. 厚手の鍋にAを入れ弱めの中火で温める。
  2. Bを加えマスタードシードがはじけたら蓋をして音が静かになるまで加熱する。
  3. 玉ねぎを加え火を強火にしかき混ぜながら加熱する。
  4. 玉ねぎの角が茶色くなったら、にんにく生姜を加える。
  5. トマトも加え水分が飛ぶまで混ぜながら加熱する。
  6. Cを加え弱めの中火に火を弱め混ぜながら加熱する。
  7. Dを加え混ぜ、弱火にし、半分に切ったゆで卵をソースの上にのせる。
  8. スプーンでソースをすくって卵にかけながら数分加熱する。
  9. バスマティライスに卵1個半とソースを盛り付ける。

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