蕪の旬は10月からなので少し早い気もしますが。
こんなカレーもあるということを覚えておいて、旬の時期になったらお試しください。
もちろん旬でなくても美味しくできますよ。
今日はヒングというものを使っています。
はじめての方もいらっしゃると思うので、ご説明しておきますね。
ヒングは英名ではアサフォエティダとも言います。
ジャイアントフェンネルの樹脂を加工したものです。
その匂いは驚くほどひどいのですが、加熱するとうまみに変わります。
私も初めて使用した時には、あまりのにおいのひどさに恐る恐るでしたよ。
でも本当に美味しくなります。
ちょっと脇道になりますが、インドにはジェイン教という宗教を信奉する人々がいます。
私の親類にもいますが(とっても温和でいい人達)、このジェイン教は虫も殺さず、歩いているときでさえ虫を殺さないように気を付けるとか。
生命の宿る植物、特に地中にある根もの野菜は食べないとか。
集まりがある時にはジェイン教の人のために特別なお料理を用意したりするほどです。
玉ねぎなどの根菜を使わない、その代わりにこのヒングを使うとも言われています。
もちろんジェイン教だけでなく、ヒングはインド料理で幅広く使われていますよ。
ヒングは日本でもインド食材店などで簡単に手に入りますよ。
はじめての人は小さじ1/8程度から使用するのもいいかもしれません。
油に落とした時に香りが広がり、ワーすごい香り!!となりますが心配しないで。^^
さて、今日のこのカレー。煮込むというよりはサクサク作るタイプのもの。
ソースもサラサラしているので、パンよりはお米に合うタイプのカレーです。
又は割り切って、パン(インドのものでなく日本で購入できるパン)とスープのように召し上がるのもありかも。
インドのパンナンとかは合わないのでお勧めできません。
見かけは悪いですが、さっぱりしていて残暑の残る夏にも美味しいですよ。
蕪と鶏肉のサラサラカレー
材料
植物油 大さじ1
A
ベイリーフ 1枚
レッドチリ(ドライ) 1本
クローブ 3個
クミンシード 小さじ1/2
ヒング 小さじ1/4弱(あれば)
玉ねぎ 小1/4
生姜 大さじ1(みじん切り)
にんにく 小さじ2(みじん切り)
蕪 3個(小さな一口大に切る)
鶏肉(もも) 250g(小さな一口大に切る)
B
ターメリック 小さじ1/4
コリアンダーパウダー 小さじ2(山盛り)+αお好みで
チリパウダー 好みの量
香菜 大さじ2(みじん切り)
水 300ml
トマトペースト 小さじ1(山盛り)
塩 小さじ1/2~の適量(ご自宅の塩の塩辛さにより加減してください)
作り方
- 厚手の鍋に油とAのスパイスを入れ、弱めの中火で温める。
- ドライチリが膨らみ始めたら、クミンシードとあればヒングを加える。
- クミンシードがシュワーとしてきたら、玉ねぎを加え混ぜる。
- 玉ねぎが透き通り始めたら、生姜・にんにくも加え混ぜる。
- にんにくの香りがしてきたら、蕪と鶏肉を加えよく混ぜる。
- 続けてBのスパイスを加えよく混ぜる。
- 続けて香菜・水・トマトペーストを加えよく混ぜ、蓋をして弱火で加熱する。
- 水が沸騰し始めたら塩を加えよく混ぜ、蓋をして弱火で鶏肉が柔らかくなるまで加熱する。
- 食べる寸前に塩加減をし、器に盛り付けたら香菜のみじん切り(分量外)を添える。
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